Warwick Alien
 
 
 

●Warwick社は1982年に当時の西ドイツにて24歳だったハンズ・ピーター・ウィルファー氏により設立。

彼の父親も当時全盛期だった大手楽器メーカーの創業者で、幼少期から父親の楽器工場で遊び、楽器に関する知識をそこで学んでいた。

設立当初、ベースのネックを安定させるための木材選びに難航。たどり着いたのがウェンジネックでした。

また、ネックに仕込むトラスロッドには両方にまわせる2Way方式を採用。この仕様は現在でも同社でよく使われており、設立当時からWarwickの基礎は出来上がっていました。


●Warwick1982年の設立以来、ストリーマーやサムベースなどの流麗なボディデザインが印象的なワーウィックから、エレクトリックアコースティックベースの新作・エイリアンロックベースがリリースされました。


●ドイツの高級ベース・ブランド「WERWICK」から、ハンドメイドでGermany工場でAlienが製作されたのが1991年。その後製造していない年もあり生産台数は極めて少なく詳しいことはわかっていない。

2013年2月にコスト・パフォーマンスに優れた「RockBass Alien」が日本で発売される。


●RockBass Alienは、Warwickが誇る音質やデザインはそのままに、低い価格帯を実現したアコースティック・ベース。今回から発売されるのは、手頃なスタンダード・タイプと、よりディティールにこだわったデラックス・タイプの2種類とThin Lineになる。Rock Bass Alien6はdeluxeのみとなりそれぞれに4弦、5弦、6弦モデルが用意されている。当時Topはスプルース合板、サイドバックはウォルナット合板。指板はローズウッドだった。

●︎同社のスターベースSCのシェイプをそのまま膨らませたような大柄なボディは、スプルーストップにアガチスのサイド/バックという組み合わせ。

生鳴りが大きく、ボディ上部に設けられたサウンドホールの効果もあって、生音によるモニタリングがしやすいです。


●そして1991年Germany Alienの血統を受け継ぐモデルとして2019年頃、登場したのがAlien 6st Natural Satin。製造ラインは中国にしか無いが、成形されたのちドイツ本社に送られ本社でPLEKと調整を施され本社から輸出される。ハイエンドモデルにふさわしい手の施しようだ。日本での正規輸入価格は352000円税込 2023年現在)。


●中国でハンドメイドされた後にGermanyへ送られPLEKにかけて調整・検品を経て日本に送られるのはAlienのみ。他は中国から直接輸送される。


●4stは32インチのミディアムスケールのネックは24フレットまであり、15フレット付近でのセットネックジョイント。

深めのカッタウェイのおかげで17フレット辺りのハイポジションでも楽にプレイできます。

フレットレス版の指板にはタイガーストライプエボニー(フレッテッド版はローズウッド)が使用され、高級感のある仕上がり。


●ワーウィックの特長のひとつであるアジャスタブルナット・Just-a-Nut IIIも、もちろん搭載されています。

一般的なエレクトリックベースよりも更にクリアで濁りの少ない響きが求められるアコースティックベースにおいて、

ナットの高さ調整が自由にできるというのは大きなアドバンテージでしょう。

 

独特な形状のブリッジ下には名門FISHMANのピエゾピックアップ・Sonicoreが仕込まれていて、

サウンドホール上部に配置されたSonitoneプリアンプでボリュームとトーンのコントロールが可能。

このプリアンプはトーンの効きが良く、アコースティックベースらしいウォームで柔らかいトーンから、

トレブルを強調したアタッキーなトーンまで、幅広いサウンドが作れます。


2023年3月7日。日本で初となるAlien6が輸入される。


 

Warwick Alien&Rock Bass Alien